令和6年度 社会医療法人二本松会 法人合同講演会が開催されました

去る12月5日、令和6年度 社会医療法人二本松会 法人合同講演会が開催されました。
参加者は法人職員を中心に、法人ともつながりの深い障害者施設の職員も参加され、40名あまりとなりました。

新型コロナ感染症の影響により、5年ぶりの開催となった今年度の講演会のテーマは『心に響くことばの力~回復のことば~』。
自分たちの日ごろの業務に対する姿勢を振り返る機会として、仙台市より、精神疾患や発達障害の当事者団体であります、仙台スピーカーズビューローさんより、さかいゆうた様と安藤みどり様のお二人の講師をお招き致しました。

『他人事ではなく自分事として考えながら、自分たちの話を聞いてみてほしい』というさかい様の一言から始まった、実体験に基づく講話。
内容は大変奥深く、また、具体的なリカバリーにつながる様々な人や居場所との出会いについてお聞きすることができました。
後半は安藤様とさかい様のインタビュー形式でのフラットな雰囲気での講話ではありましたが、終盤にじっくり言葉をかみしめながら『いろんな患者さんがいると思うが、まずはその人の話に耳を傾けてみてほしい』『患者さんもまた、みなさんと同じ一人の人間であり、一人間同士のやり取りとして考えてみてほしい』という言葉は、とても胸に刺さるものがありました。

終了後も非常に感銘を受け、講師に直接感想を伝える職員もおり、とても盛況な雰囲気で幕を閉じました。
看護師やコメディカル職員はもちろんのこと、特に、日ごろ直接患者様と接する機会の少ない部署の職員からは、「自分のしている仕事がこうした方々の助けの一つになっているのかもしれないと考える機会になり、モチベーションが上がりました」との言葉も聞かれました。

仙台スピーカーズビューローさんは東北福祉大学に事務局を置き、ご自身の体験を語る講演により、障がい者への偏見をなくすための、普及啓発活動をされている団体ですが、YouTubeでも模擬講演等の配信が見られるとのことです。

今回は県を超えてかみのやま病院までお越しいただき、本当にありがとうございました。

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