7月3日(水)・4日(木)・5日(金)の3日間、「上山市地域包括支援ネットワーク会議」が開催されました。3日が北部地区、4日が南部地区、5日が宮川地区と地区毎に開催され、地区会長会・民生児童委員代表者、各介護・医療・福祉施設・行政・金融機関などから委員が選出されています。当院から選ばれている委員もそれぞれ担当の地区の会議へ出席してきました。
今回の会議のテーマは「認知症の人と家族を地域で支える」でした。
上山市の認知症高齢者の現状の説明が事務局からあり、その後「認知症の基礎知識」との内容のミニ講義を当院職員からさせて頂いております。
その後、4~5名のグループに分かれ、事務局から事例が提示され、事例を検討していく作業をしながら、上山の各地区における認知症の方そしてご家族を支援していく上での苦労などが話し合われました。
とても有意義な内容で、出席している各領域の方達の普段の経験から、実際にどのようにして地域の認知症の人と家族を支えていけばよいかの課題がより具体的に見えてくるものでした。
<地域ケア会議とは?>
厚労省は、地域での高齢者を支えるネットワーク(地域ケアネットワーク)を、その地域の実情に合わせて作っていけるための仕組み・検討の場として、「地域ケア会議」を推進しています。
その上山版が3つの地区(中学校区に合わせて、北部地区・南部地区・宮川地区)に「地域包括支援ネットワーク会議」として昨年度から開催されています。事務局は上山市地域包括支援センターがその委員として、介護・医療関連施設・団体、地区会長会・民生児童委員、行政・警察・消防・金融機関などの代表者が1名程度ずつ選ばれています。
当院からは認知症治療・リハビリテーションの専門機関として、各地区に4名ずつ、計12名が委員として参加しております。看護師・臨床心理士・管理栄養士・精神保健福祉士・作業療法士といった複数の専門職種が会議に出席しております。