新年の挨拶

平成26年を迎え、当院の職員一同は気持ちを引き締めて日夜勤務していることを、まずはご報告させて下さい。

医療、とりわけ精神医療は平成26年度に向けて多くの改定がなされる予定です。
しかし当院の立つ位置に負の改訂はありません。
まず、特に上山市のための病院であること。
閉塞感の漂う現代、高齢化・認知症問題、うつ病（うつ状態）の増加、教育現場でのいじめ問題など精神科の果たすべき役割はどんどん重要になると思っています。
そのような状況に対応できるように、なおいっそう市民の皆様に信頼していただける病院となるため、癒しの病院となるため建物の改築を計画し、ハード面の充実を図る予定です。
しかし、基本は「こころ」です。
職員一同かみのやま病院に勤務し精神医療のスペシャリストであることを「誇り」とし自信を持って働いていきます。

上山市の多くの計画への参画もしたい（各種講演、ボランティア活動…地域貢献のチームも作っています）。
どんどんご依頼下さい。
どうか皆さん精神科病院は敷居が高いなどと思わないで下さい。
「こころ」の問題は身近に生じる事なのです。
また、上山市医師会のメンバーとしての役割もきちんと果たしていきたい。
このように考え、気持ちを引き締めている今日この頃です。

市、医師会、市民の皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

かみのやま病院院長　江口拓也